5/24(金)15:00〜 オル太
戦闘機と筏
「二十五日様」は旧暦の1月24日、25日に島へやってくる漂流神である。伊豆諸島の各島に同じような風習と逸話がある。
漂流神は滅多に流れてこないがゴミは頻繁に流れつく。そういった人工物から自然物までの漂着物を集めて作られた筏で漂いながら擬似的な狼煙をあげ、パフォーマンスのオープニングとする。
撮影:百頭たけし
5/24(金)15:00〜、5/25(土)14:00〜、5/26(日)16:00〜 井上徹+遠藤薫
超人工的エビス
3月に共同で神津島へリサーチに行き、島を散策をしながらギターとフィードバックを使ったセッションを繰り返しながら作成した曲を元に、島の神話、海からもたらされる物の象徴としての「恵比寿」にまつわるライブパフォーマンスを行う。
また26日には国産み(くにうみ)や食と身体のサイクルをキーワードに調理と塑造を経てサウンドを生成するパフォーマンスを実施する。
5/25(土)14:00〜上村なおか
足の裏から吸い上げて
頭の上の花を夢見る
風がカラダの隙間を通って
新しいカタチのいきものになる
撮影:NOD野田啓
5/26 (日)14:30〜 上村なおか+角村悠野
幾年を経て此処まで来た。
此処には此処の時間が堆積している。
そして自分も今またその一部になる。
あなたもその一部になる。
おはよう、こんにちは、さようなら、またね。
あなたがいるから、此処まで来れた。
ふつふつと、熱を持った核が、旅の途上で私を此処まで運んだのだ。
上村なおか
東京の街で生まれ育った
東京の島について、大人になるまで何も知らなかった
初めて神津島を訪れた時、船からクジラを見た。イルカの親子が近くで跳ねるのを見た
トビウオがあんなに長く飛ぶなんて知らなくて、絶対鳥だと思った
東京の海に、そんな生き物達がいるなんて知らなかった
私は何も知らなかった
神津島に住んで9年になる
今ではウミガメも見慣れた
信じられないくらいの強風も、高波も、毎日表情の違う壮大な景色も、生活の一部。
街に住んでいた時、自分の身体の輪郭がわからなくて必死に踊りを学んだ
島に居ると、自分が、身体が、影が、声が、名前が、ひどく露わになる
怖くもあり、安心もする
山、動く、海、彷徨う
此処にアートは必要か
壮大な自然の中に身体を定める行為は、調和も攻撃もせず
営みを喜びとして漂える今を納め固め成す
景色の中に人が加わると、そこから物語が生まれることを知った
そこからしか生まれないそれこそが、とても尊いのだと知った
敬愛する上村なおかさんと神津島の地で踊れること、とても光栄に思います。
角村悠野
5/24(金)15:00〜、5/25(土)14:00〜、5/26(日)13:45〜 カニエ・ナハ
5/24(金)19:30〜、5/25(土)14:00〜、5/26(日)16:00〜 青柳菜摘/だつお+メグ忍者
青柳菜摘/だつおとメグ忍者の共同制作は2012年に始まり、これまで都市における景色の決壊や、標準時を壊す新暦の開発などをテーマに作品を制作してきた。
今回、オープニング・パフォーマンスの会場である能舞台という場から導き出された「土蜘蛛」という演目を題材に新作を作り始めた。源頼光と土蜘蛛という、現代的なものと土着的なものとの邂逅とも読み取れるこの演目は、「戦う」ことで正義と悪というわかりやすい結果に落とし込む。では、現在における頼光、土蜘蛛的なものを、はっきりと善悪にわけられるだろうか。このパフォーマンスでは冒頭で占うチャンス・オペレーションを取り入れ、先手(土蜘蛛)を決定するため、上演が始まるまで両者の振る舞いは宙吊りになっている。
「土蜘蛛」が表す二項対立を思うと、都市から島に入っていくわたしたちは、これまで決壊させてきた都市の景色や時間という存在になってしまうとも言えよう。神津島の自然と人工物との狭間で、絶えず繰り返され、消えていく呼びかけ、そして互いに「戦う」ことは何であるかを島の各所で行う。
撮影:縣健司
5/24(金)19:30〜、5/25(土)14:00〜、5/26(日)13:45〜 contact Gonzo
関西を拠点とするコンタクトゴンゾは大阪から早朝の新幹線に乗り込み、調布空港からの飛行機にて神津島に舞い降りて乗り打ち気味に島の各所にてパフォーマンスを行います。そして、満足して再び飛行機にて颯爽と島を飛び立つ予定です。
2022年に開催したSAFARI FIRINGでは着いて早々に海亀を岸壁に見つけました。
再び兆しは訪れるのか。
めっちゃ楽しみです。
撮影:百頭たけし
5/24(金)19:00〜、5/25(土)14:00〜、5/26(日)16:45〜 花形槙
神津島のための習作パフォーマンス
5/26日(日) 16:00〜 環ROY