5/18(土)15:00〜 オル太
戦闘機と筏
「二十五日様」は旧暦の1月24日、25日に島へやってくる漂流神である。伊豆諸島の各島に同じような風習と逸話がある。漂流神は滅多に流れてこないがゴミは頻繁に流れつく。そういった人工物から自然物までの漂着物を集めて作られた筏で漂いながら擬似的な狼煙をあげ、パフォーマンスのオープニングとする。
撮影:百頭たけし
5/18(土)15:00〜、5/19(日)15:00〜 千日前青空ダンス倶楽部
3人の女性ダンサーによる、NEO舞踏パフォーマンス。神津島の風景と女性の身体がどう対峙できるのか。軽やかな感覚で、あっけらかんとした青空を差し出せればと思います。
演出:紅玉
出演:稲吉(文)、エミリー(内田結花)、ピーチ(山下桃花)
5/18(土)15:00〜 宇佐美奈緒+小林萌
電子機器もつサル、海へ還る Apes holding digital device – Return to Sea
天変地異で、ヒトは陸上で生きられなくなったら海へ還るだろうか。イルカは陸で四足歩行になったあと再び海へ還り泳ぐからだになったという。私は神津島の海をみながら生命の起源に思いを馳せた。二足歩行への進化を促したといわれる道具、黒曜石は神津島に眠っている。
撮影:縣健司 CG:宇佐美奈緒
5/18(土)20:00〜 跡の前(嶺川貴子+川口貴大)
2023年3月、デュオでのパフォーマンスをきっかけに「跡の前」という名を付け結成。以後、活動を続けている。パフォーマンス後の跡をかせきと呼ぶ。
Before a trace 4(-05.18) in 神津島
神津島の黒曜石を掌に握って島へ渡る。島に集められたものたちとの夜。構成する火石で造られたかせき。
5/18(土)15:00〜、5/20(月)19:30〜 井上徹+遠藤薫
超人工的エビス
3月に共同で神津島へリサーチに行き、島を散策をしながらギターとフィードバックを使ったセッションを繰り返しながら作成した曲を元に、島の神話、海からもたらされる物の象徴としての「恵比寿」にまつわるライブパフォーマンスを行う。
また20日には国産み(くにうみ)や食と身体のサイクルをキーワードに調理と塑造を経てサウンドを生成するパフォーマンスを実施する。
5/19(日)15:00〜、5/20(月)14:00〜 斉藤隆文+山田亮太
二十五日様と二十五人の怒れる若者たち −地獄への釜 編−
5/19(日) : 「二十五日様」に見つかると頭に釜をかぶせられ、地獄へと連れていかれるという神津島の風習をもとに繰り広げられる言葉と身体のライブパフォーマンス。
二十五日様と二十五人の怒れる若者たち −神集めの島 編−
5/20(月): トレッキングで展開される参加型パフォーマンス。参加者の怒りの声を集めながら、山頂に近づくにつれ、怒りのボルテージが高まる。二十五日様の怒りを鎮めるための儀式を行う。
5/19(日)17:00〜、5/20(月)14:00〜 テニスコーツ
5/19(日)17:00〜 U-zhaan
5/20(月)19:30〜 宇佐美奈緒+小林萌
ens
文明の進化が進み、人間という生命体の体が必要ではなくなった世界には何が残るのだろう。
この伸びていく髪も爪も、再生を繰り返す皮膚も、震える身体も心も置いて、人類は過剰の欲求に溺れどこへ向かい後世へ何を繋げていくのか。
いつか無形となるこの身体で私は今を証明するものを求め、この小さな住処で息づいている。
5/18(土)、19(日)、20(月)清原惟
アートサイト神津島2024の記憶
DVテープのカメラを使い、アートサイト神津島2024で起きていることを撮影し、編集しないまま上映を行います。
幼い頃、両親が私のことを撮ってくれた写真やビデオが自分の記憶と混ざりあい、自分自身の記憶になっているということがありました。体験したことを記録という形で再び観ることが、記憶そのものを変化させていくことについて考えています。